11/15_FLOWER FLOWER@吉祥寺クレシェンド

この日が、2012年の締めのイベントになったようです。


行って来ました。
ひどく混んでました。
僕が扉を開けて会場に入ろうとすると、
扉付近にいた人にぶつかってしまい、
気まずい感じで中に入ったのが印象に残りました。


KASA MASK

KASAさんとMASKさんの二人組の男性デュエット。アラサーの僕が見た感じ、大学生ぐらいに見えました。
KASAさんがメインボーカルでしょうか。30分ぐらいの持ち時間の間、ずっとマイクを離しませんでした。
MASKさんは、ギターを弾きながらコーラスのような感じ。
ただ、MASKさんはソロで歌ってりもしてました。何かのカバー曲でした。



MASKさんはプロセス好きが興じて、MASKという名前になったそうです。
プロレスってマスクをよくしてますものね。


何を歌ったのかは正直思い出せません。由来は記憶しやすいです。
会場が通勤ラッシュの電車に近い状態だったのが影響してか、
MASKさんは凄く緊張されてました。
時々、声が上擦ったりしていたので、見ているこちらにも緊張が容易に伝わりました。

歌への熱き情熱を感じました。

間違いなく、とても思いを込めて歌ってました。
そういった歌への情熱は強く感じました。
歌が大好きで、きっとひたむきに取り組んでいるような気がしました。
技術的なものは、細かいド素人の僕でも分かるぐらいものでしたが、
歌への情熱がきっと彼らを前向きな所へいざなうような気もしました。
というか、彼らがどのようにどこまでいけるのかは、
遠くから知りたいものです。

名前忘れた。客にお題をフリ、即興で野菜の歌を歌ったハワイにいそうな中年の男性。

即興で作ってました。
洋楽を歌ってました。
楽しそうにやっていて、「何か凄くいい!」って聞いてる間、ずっと思ってました。

FLOWER FLOWER

ボーカルのFLOWER FLOWERさんと、キーボードのFLOWER FLOWERさんの二人でした。
ネットの情報によると、また違う担当のFLOWER FLOWERさんがいるようです。


6曲ぐらい歌ってました。
ボーカルのFLOWER FLOWERさんは、僕が見た感じ、疲れているなと思いました。
しかし、見る人の状況によって、見た印象で変わるというものです。
その思いよりも、僕はFLOWER FLOWERさんを見れたという感激の方が強かったです。

歌詞は噂通りに過激でした。

対バンということもあり、ボーカルのFLOWER FLOWERさんは、時間を気にされてました。
キーボードのFLOWER FLOWERさん(:村山☆潤さん→名前は後々知った。)は、
イケメンで顔の系統で言えば、いきものがかり山下穂尊似でした。
歌詞については、噂に聞いていた通り、過激なものでした。
この過激の歌詞を浮かばせたというか歌うような状態になってしまったのが、
とても痛々しい気持ちになった。
だけど、こうして素直な心情を歌詞に起こして、
歌えているのは、歌が大好きで、歌に支えられ、
歌に救われたであろうFLOWER FLOWERにとって一番大切なこと。
という勝手な想像をして、勝手に納得した。


MC

時間を気にしており、短かったけどMCをしてくれました。
芸人のようにオチのある話ではなく、
友達への事後報告をした感じのMCでした。
初めて聞いた気がせずに、とても懐かしい感じがし、
僕は吹いてしまった。
内容は覚えてません。
「写真を撮る人がいて、びっくりしてます。やめてね。」
という注意を、言い慣れてなさそうな様子で言ってました。


あとは、あの曲、すごくゆっくりなテンポなんですけど、
なんか焦っちゃいました。と
ボーカルのFLOWER FLOWERさんがキーボードのFLOWER FLOWERさんに話しかけるように言ってました。

歌に関して。

とりあえず、凄く雰囲気がありました。
「(歌が上手という意味で)こいつ、出来る!」と思いました。


歌詞は凄く過激だけども、
聞いていて僕の中の黒い感情が沸き上がるというよりは、
大丈夫かな?という心配になってしまうような気持ちなりました。
消え入りそうな歌声ではなく、丁寧で大切に歌っている印象を受けました。



ユーモアがありました。
la la la la 〜の歌詞のところを観客に
「レレレのレ〜」で歌って下さい。
「ゲゲゲのゲ〜」で歌って下さい。
と思わず、僕は吹いてしまった。



ライブ後

FLOWER FLOWER(ボーカル)さんは、
やはり対バンを意識しているようで
「この後もぜひ楽しんで行って下さい!」といっておりました。
それにもかかわらず、ちょっと遠くちょっと遅い時間だったという言い訳じみた理由で、
僕は会場を後にした。


会場を出ると、YouTubeや画像で見ていたとおりの綺麗なマッシュルームカットの方をみかけたので、声をかけました。
ビアンコネロの方ですか?」
「そです」
「ボーカルの古賀さんですよね?」
「そですそです!」
「歌よく聞いてます」
「ありがとうございます!」
みたいなやり取りをして、
ちょっとしたがっつきをせず、
サインももらわず、
吉祥寺駅へ足早に向かいました。

本多孝好_Will

「MOMENT」の8年後あたりの設定で、
葬儀屋の娘視点で書かれた本でした。


面白かったです。
ブログを書いていて思いましたが、(読んでいる時には思わなかった)
坂木司とも似てると思いました。


ユーモア有る文章なのは、伊坂幸太郎と似てますが、
仕事をしてる際に、ちょっとした謎が出てきて、
それを解決していくという感じが坂木司と似てると思いました。

東野圭吾_プラチナデータ。僕はあらすじを読みません。

面白かったです。
一緒に本屋まで行き、
友人から、「これ、面白いらしい!」と言われて手に取りました。


本の裏表紙にあるあらすじや中身をパラパラ読まないで買ったので、
え!?買うのみたいな感じを友人は醸しだしてました。


僕は、あらすじを読まないで本を買うので、
あらすじに書いてあるようなことを、
読み進めていって知ります。そして、とても驚きます。
別の本になりますが、悪の教典では大層驚きました。

所感

面白い。映画化されたのも納得でした。

  • スズランの正体は、描写から気づいた。
    • 都合良く出現したり、あと何かの描写(忘れた)で。
  • 黒幕の正体も、あとから気づけました。
    • 最初は主人公を疑ってましたが、途中から「犯人、主人公やない!」と思い、伏線から黒幕の正体を気づけました。最も、トリックや犯罪背景などはまったくもって分かりませんでしたが。
    • →背景を知るためには、タイトルに有る「プラチナデータ」が何を指すかに気づければ、分かったのかなって思います。

無人島に生きる16人_須川邦彦

実際に起きたことっぽいので、創作ではなく史実。
史実で、無人島生活をした人たちの物語。



無人島に生きる16人」がたぶん明治時代におきた話のようです。
そして、明治時代の人達は、「"人間"として生きる」ことにとても熱心だなって思いました。
途中で放り投げている「学問のすすめ(福沢諭吉著)」の現代語訳にも同じように、
熱心だなって思ったのを思い出しました。

「"人間"として生きる」

「"人間"として生きる」というのは、
人間と動物は、明らかに違う生き物として考えていること。
動物は、食べて、排出して、寝る、のような定義っぽいことをしてる。
だけど、人間は、食べて、排出して、寝る、文明っぽいこと、のような定義っぽいのがある。
文明っぽいことというのは、道具や知恵を駆使して、生活をより良くしていくと僕は解釈してます。

所感

読めてよかったです。
"力を合わせて"、16人が無人島で生きていく姿が、
とても良かったです。明治時代の人に根強くありそうな考え(→「"人間"として生きる」)も触れることが出来たので。


ただ、無人島で生きるのは生易しいものではないことが知れました。
特に食事、水の確保。


とりあえず、僕は、人が無人島で実際にどんな生活をしたのかを知れてよかったです。

悪の教典(上下)_貴志祐介

凄く面白い。面白かった。
上下巻ありますが、一気に読みました。
上と下で違うテーマで書かれているのかなと想像しました。


上→完璧な蓮見教諭が、いかに人をコントロールしているのか。
下→学校で起きる人をあやめ方。

上の話

個人的には、上の方がとても面白かったです。
この種の小説にはあったことがない!と少々興奮しました。


下の話

とても簡単に人を殺す。

とても簡単に人を殺す。
邪魔な人がいると、
「よ〜し!お父さん頑張っちゃおう!」というノリに近い感じで、
「邪魔だ!殺そっと!」と軽いノリですぐに殺す発想が新鮮でした。
もう少し、いやもっと深く考えたりするものだと思っていたので。
実際に、人の生死に関しては小説でもしっかり描写されてることが多いと思います。
こういう発想は、非常に新鮮でした。それに、ためらいが無いのも新鮮でした。




あぁ、この生徒はこういう風な結末だろうなって思い、
何人かを当てる事ができました。
ただ、アーチェリー部の子がハスミンを止めるのかなって思っていたのですが、
そこはうまく裏切られました。


生き残りについては、友達を犠牲にして、その後にこっそりと降りて生き残るかと思ってましたが、
友達を犠牲にして、犠牲にした友達と入れ替わるというのは一本とられました。
それにしても、伏せてる間の生徒はどういった精神状態だったのかと思うと、
ハラハラしますね。



学校のクラスでのサバイバルなので、
バトルロワイアル」を思い出しもしました。