舞台「崩れゆくものたち」

面白かったです。
驚きあり(アクションシーンある)、感動あり、笑いありでした。

見ていてこれらの単語が思い浮かびました。

"協力"、"感謝"、"未来"。
見ていてこれらの単語が思い浮かびました。


全体を通して感じたこと。

世界観は、独自設定だったので、
劇中にパンフレットを見て、人物相関図を確認することもありました。
しかし、ストーリー展開は、至って定番なので、
物語がちゃんと頭に入ってくる。
※他の観客も、劇中に人物相関図を広げる人もいました。


感じたのは、「脚本家の演者に対する愛情」を感じました。
演者の各一人一人がストーリー上、全員必要。
見せ場も主人公、ヒロインが突出して多いというわけでもなく、
ほぼ均等に感じました。
演者全員が上手いのかもしれないけど、
「各人の強みがでるような配役と人物設定」になってるかとも思いました。


口語で愛情を一言で表すと、
「おれ(脚本家)の舞台には、こんな素晴らしい役者達がいるんだ。
その素晴らしい役者全員を見てくれよ!」です。

脚本家の演者に対する愛情
  • 主人公とヒロインは、バラバラの自国をつなげるので、ストーリー上必要不可欠。
  • 脇役の人は、物語に感情移入させるために必要不可欠。また、物語の展開を加速させるために必要不可欠。
各人の強みがでるような配役と人物設定
  • あんなさんは、想像力豊かで前向きななので、ハマり役な感じがしました。舞台からはける時、背筋を伸ばして、はねるようにしていたのが印象的でした。あと、激しく思い切りのあるツッコミをしてたのも好きです。
  • ソラ役の人は、しゃべり、声、振る舞いが実際の性格も頭の良い人に思えた。
  • カイ役の人は、実際も情熱があり、正義漢があるように思えた。
  • 料理する人も、実際もおっかぁキャラなのかなと想像した。
  • 第4ベースの王女も、実際も王女要素満載に思えた。


水の民のリーダーの腹筋は、いい腹筋だと終始思いました。
あぁ、これは武闘派だわ。武闘派だわー。

個人的に印象に残ったーンをいくつか。

第4ベースと闘う所。(何を思ったのか、アンケートには「第4コロニー」と書いた。

バラバラだった国が、主人公とヒロインのおかげで一つに固まり、
第4ベースと闘うところ。

第4ベースに育てられていた妹が裏切るシーン

妹役の子は、声量があるような感じではなかったのだが、
よくセリフが頭に入ってくるような気がした。

コダマ

第4ベースの王女が第3ベースの人々と一緒に食事する時、
コダマが感情をぶつけるシーンは引きこまれた。

笑いのシーン
  • 山神様を封印を解く所。
  • 生き残りの人の鞘をおさめるシーン。
  • 水の民のリーダーの嫁が発言する数々の場面。
  • ボケに対しての激しく思い切りのあるツッコミ
地上に行く時

コメディ要素をいれつつ、これから未来を作る人が乗れるというシーン。
過去の人は地上へ行けないという設定は、印象的だった。


この物語自体が出演者を表現しているのかと思った。
恐らく、ジローエとジジ役以外の人が20代前半〜中盤。(ジローエはいくつ?
脚本家のジジ役の人が、若い役者に対して、
未来を作るのは君たちやで。という期待がこもってる気がした。



アクションシーン

アクションシーンは、稽古を積んでるって思えて、
中々本格的だと思いました。



印象に残った人は、コダマ、ソラ、第4ベースの王女。
コダマさんはイイ声で、熱のこもった演技が見れた。


ソラさんは、物腰が柔らかく、賢い感じで溢れていた。


第4ベースの王女は、滑舌いいし、声量もあって聞き取りやすかったし、王女感が出てた。
セリフを言った後、「うぉぉぉ!!(やるぞー」という兵隊の歓声が聞こえてくるようだったし、
部下に指示するシーンでは、後ろに何百人かの兵隊まで見えてくるような気がした。




と、あれこれ想像出来た舞台でした。


以上。