無人島に生きる16人_須川邦彦

実際に起きたことっぽいので、創作ではなく史実。
史実で、無人島生活をした人たちの物語。



無人島に生きる16人」がたぶん明治時代におきた話のようです。
そして、明治時代の人達は、「"人間"として生きる」ことにとても熱心だなって思いました。
途中で放り投げている「学問のすすめ(福沢諭吉著)」の現代語訳にも同じように、
熱心だなって思ったのを思い出しました。

「"人間"として生きる」

「"人間"として生きる」というのは、
人間と動物は、明らかに違う生き物として考えていること。
動物は、食べて、排出して、寝る、のような定義っぽいことをしてる。
だけど、人間は、食べて、排出して、寝る、文明っぽいこと、のような定義っぽいのがある。
文明っぽいことというのは、道具や知恵を駆使して、生活をより良くしていくと僕は解釈してます。

所感

読めてよかったです。
"力を合わせて"、16人が無人島で生きていく姿が、
とても良かったです。明治時代の人に根強くありそうな考え(→「"人間"として生きる」)も触れることが出来たので。


ただ、無人島で生きるのは生易しいものではないことが知れました。
特に食事、水の確保。


とりあえず、僕は、人が無人島で実際にどんな生活をしたのかを知れてよかったです。