砂漠_伊坂幸太郎

これは、面白い。




ちょっと刺激的な大学生の時の思い出を振り返っている。
仲良くなるきっかけが、
麻雀に関係する名前という所が、
軽い大学生のノリでいい。
しかも、個性バラバラなメンツ。


個人的には、主人公ではないけれど、
西嶋が大好き。こいつは面白い。
友達にいたら、面倒だけど楽しいだろうなと想像してしまう。


心の琴線に触れた西嶋のセリフ
「その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ」
「今、目の前で泣いてる人を救えない人間がね、明日、世界を救えるわけがないんですよ。」



また、ちょっと残念な場面がありつつも、結局、それを跳ねのけるように生きる。
残念な場面も、周りの人の手助けを得て、なんとか克服する。
青春を感じる小説でした。