カラスの親指_道尾秀介

面白い!映画化も納得!


最近、入り浸っている場所があり、
そこにいる読書好きの方から「面白いらしいですよ!」という
又聞き状態で読んでみました。

興味を持ったことのある表紙!

読書好きの方から聞いた時は、
「聞いたことないです。」と答えたが、
本屋に行き、表紙を見ると、見たことのある本でした。
というか、「面白そうだな」という印象さえ持った表紙でした。
なんでその時に買わなかったかというと、「おぉ、道尾秀介か・・・」
という、作家に拒否反応に似た思いで購入を踏みとどまりました。
一冊(向日葵の咲かない夏)だけ読んだことがあり、「僕の乏しい想像力では楽しめないっす。」と思い、
踏みとどまってました。向日葵の咲かない夏は、ファンタジーが好き、謎解きが好き、凝った設定好きの人なら、存分に楽しめるはず。
評価されている本ですので。


表紙に興味を持ったのは、
プロテニス選手の錦織圭選手が俳優デビューしたのか!と、思ったからです。
※たぶん、錦織圭選手ではなく、小柳友さん?


所感

面白かったです。
浅く読むというよりは、深く読み込むタイプの方がより面白く読めるはず。
僕は浅く読んじゃうタイプなので、「うぉぉぉぉぉx!!!これは面白いwwwwwwwwwww」とは興奮する程ではなかったです。
深く読んでいったら、「うぉぉぉぉぉx!!!これは面白いwwwwwwwwwww道尾先生にやられたwwwwwwwww」と思っていたこと請け合い。
浅く読み進めても面白かったですけど。


笑いあり、涙あり、ハートフルな物語でした。



赤の他人が一つ屋根の下で暮らす所は、
「銀河不動産の超越」っぽい所はありました。


それから道尾作品は1冊だけしか読んだことないですが、
道尾テイストがたくさんあると感じました。

  • 大事なキーワードには、伏字を使う。
  • 読者の予想をはるかに裏切る伏線回収。どんでん返しがあって、ラストの伏線回収のスピード感。
  • かなり凝った設定。


このDVDは見たい。