舞台_ヒューマンエラー

開演前

関係者に間違えられたのか、分からないが前売り価格で観覧することに。
ことの始まりはこうだ。


30分前に受付に行く。
受付の方が、確認のために舞台のタイトルを言う。下北沢は、舞台がどうやら盛んな街のようだから。
僕、タイトル分からないので、「タイトル分からないです。」
「どの出演者を見に来られましたか?」
「橘知里さんです」
「こちらですねお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「まさいです。」
「へっ?」
という、
その名前はあたしが生まれて一度も聞いたことがありませんけどというようなリアクションだったので、フルネームを伝える。
「◯◯です。」
こちらは聞き直されることなく、一回で伝わった。
舞台の洗礼を味わった。まぁあんなから言われたけど、
舞台ではハンドルネームではなく本名で入るのが一般的であること。


※このやり取りで、橘知里さんの関係者だと思われたっぽい。


「当日です。」
「2500円になります。」
「え?いいんですか? 」
と伝えたけども、
「関係者むにゃむにゃ」
とよく聞き取れなかったので、
呆気にとられた顔をしていたのだが、
よく分からないうちに前売り価格になった。


座るや否や、トイレを探す。
トイレまでに行く扉が重厚だった。
感じとしては、非常階段に出るための重いドア。
それが黒が強いグレーになってる。


誰も座ってない最前に通される。
最前は座りやすいですよ。キリッ
(最前は僕一人?)という心配は憂いに終わり、
およそ50〜70人ぐらいの 会場はいっぱいになった。

所感

ハッピーエンドというよりは、
見た人たちが考えてねー。みたい。
あとは、同時進行する場面が何箇所かあるので、
もしリピート割で見たときは、今回集中してない方を見てみたい。


リピート割があるから、見てもいいかなーっていう感じ。
まぁ遠いからたぶん行かないと思う。
セリフ飛んだっぽいところのシーンがあって、
そこのシーンの台本通りがみてみたい。
残念に思った部分。


役者の表情がみたいので、 もっと照明的なものを明るくしてほしかった。
この舞台は、人間の喜怒哀楽が詰まってるので、
どういう表情でセリフ言ってるのかなーっていうのは自分的に肝だと思ってるため。


毒を吐くと、表情があまり見えてなかったせいがあったというのと、
感情をぶつけ合うシーンが多く散りばめられていたので、
感情が吐き出されるシーンは途中からくどいなーと思ったりした。
役者は凄く熱演されてました。
凄い迫力だなって思いました。
映画やドラマの撮影現場ってあんな感じなのかなーと思うことができました。

気になった役者

知里さん

前に見た役とは全然違うので当たり前なのかもしれないですけど、
同じ人がやってるとは思えないぐらいに別人だった思いました。
それなので、前回の橘知里さんの記憶が刺激されませんでした。


姿勢は相変わらず綺麗で外見の印象からストイックだなと思って、
ゆきちむが女優やってたらこんな感じなのかなって想像しました。
登場しない時は、後ろで座ってるのですけど、
ずーと姿勢が綺麗でした。

二つ印象的なシーンがありました。
詳しい状況は忘れちゃいましたが、
松井の家で、橘さんが怒りの演技を見せたシーン。


出版社だかに乗り込んでると思われるシーンで、
ジャーナリストに頑張って記事の文句を言ってる表情は素敵でした。


とまぁ真剣な表情も笑顔と同じくらいに好きだなということが分かりました。



前回が主役級だったので、登場シーンが多かったのもありますが、
もっと見てみたかったですね。


5月にも舞台出るみたいなので、いこうかなーと思ってます。



特徴的な観察員

全体的に、平和的な雰囲気が素敵。
トイレに閉じこめられた後の見せ場とか楽しかったです。
最後のハローワーク担当者になった所で、(市の職員がよくつけてそうな腕につけるやつの)感想を催促してる所は笑いました。相手の人忘れてたんですかねー。
役も32歳なんだけど、実年齢も32歳だった。
うわっ実年齢は26とかだと思ってました。

ジャーナリスト

声いい。
怪しさ満点。
良い意味で迫力あったと思いました。

幼馴染井上さん

くせのある役を上手く こなしてた感じ。
普段からあんな感じなのかなって思ったりもしました。
のんびりしたようなキャラが素敵。


打って変わって、怒鳴るシーンというか感情が表に出るシーンの表情が印象的でした。



話の内容はよく分かった。
役者同士の会話のテンポもいい感じ。
少しだけ笑いありの真面目な話でした。

端的に、内容に触れてみる。

実は、人を殺めたことがある主人公松井。
それを会社の同期に隠して生きていた。
会社の同期の一人が会社を辞めて、起業する。
しかし、その会社は上手く行かない。
そのため、その起業した会社の同期は、自殺を図る。
会社が上手くいかなかったのは、松井が人を殺めたという記事が載っている週刊誌が
出回ったのが原因らしい。


この記事を書くために、
怪しい身なりのジャーナリストが、
松井を観察するという仕事をハローワークに募集していた。


また、同時進行で、
松井の姉が犯罪者の家族ということで、
様々な苦しみを打ち明ける。


松井は、起業に失敗した友人と家族である姉が、
自分が生きていることで周りを不幸にしていると考え、
罪にさいなまれ、発狂する。
そして自殺を図る。
しかし、死ぬのが怖くて失敗に終わる。
気分はどん底に落ちた松井。


そこに自殺をはかった友人が一命をとりとめて、
友人が松井の家にやってくる。
そして、和解。


新たに堂々と生きていこうという松井。


生きていて楽しいですか?
というナレーションで終わる中々に重く真面目な作品でした。


===================

内容( 途中で挫折したけど、せっかくだから残しておこう。)

登場人物

主人公が松井さん。
松井さん30代前ぐらいの人で、会社を辞めたばかりのようです。
松井さんは、会社に同期が3人いる。
杉山さん、木村さん(後に高木さん)、本田さん
松井さんの友達が2人。
松井さんのお姉さんが一人
ハローワークで仕事を斡旋する女性
ハローワークで仕事を探す特徴的な32歳の女性
謎の怪しい中年が一人

曖昧なだけど、話の流れ

松井さんが会社を辞める
同期の本田さんはモテ男
杉山さんと木村さんが本田さんに好意を寄せている
本田さんと木村さんが実は付き合っている
しかし、杉山さんはそのことを知らない。
本田さんは起業するために、会社を辞める
立ち上げの仲間に、松井さんと木村さんを誘う
本田さんにとって杉山さんは煩わしい存在。
そのため、立ち上げの仲間には誘っていない。


杉山が恋の相談で松井の家にくる。
当然、本田のこと。
さらに本田がやってくる。
家に隠れる杉山。
本田は、起業の誘いを松井にするためやってくる。
杉山のことを思ってないことを、口にする本田。
杉山を必死にフォローする 松井。
さらに、木村がやってくる。


何気に木村に思いを寄せている松井が、
結婚の責任をとらない本田に逆上。
壮絶な投げ合いが行われる。
しかし、本田には責任をとらない事情があり、 納得をしてしまう松井。


松井のお姉さんが部屋に遊びに来る。
松井のお姉さんは既婚者。
しかし、19歳の恋人がいて、お腹にはその子供がいる。
今の旦那と別れて、今の恋人と結婚したいと、弟の松井に告げる。
弟、これまでにないぐらいの動揺をする。


ここから、話は展開する。


時が少し経つ
松井の友達の井上があがりこんでいる。
松井は家を空けている。
松井の家のトイレを借りているという隣の怪しい男性が、トイレからでてくる。


トイレから出てくるなり、くつろぐ隣の男性。
(確か)松井の友達も遊びに来る。or来ている。
松井の姉も松井さんの家に上がりこんでくる。
この時、お腹が大きくなっているにも関わらず、
たくさんの買い物をしている。
そのため、偶然居合わせたという32歳の女性とハローワークで仕事を斡旋する女性が松井の姉の買い物袋を運ぶのを手伝う。
実は、32歳の女性は主人公の松井さんを監視するという仕事を斡旋されている。
仕事を斡旋した女性の提案で直接松井さんの家に入ってしまおうという魂胆で、
松井の姉に近づいている。
松井を監視するという仕事がなぜ存在するかというと、
後に明らかになる。


それなので、現在松井の家には、
井上さん、隣の男性という男、松井の姉、32歳の女性、仕事を斡旋した女性、松井の友達。
なぜか隣の男性という男が携帯で、松井の姉と松井の友達の写真を撮る。
松井の友達は、写真を消せと隣の男性に言い寄り、
消しました。と返答をする隣の男性。
しかし、本当かどうかを確認するために、携帯を貸せと 松井の友達は言う。
携帯は見せたくない隣の男性。
携帯を貸せという松井の友達。
二人が携帯を取り合う騒ぎになり、
止めに入った妊婦の松井の姉が、突き飛ばされてしまう。
あ然とする、松井の家。
大事に至らなかったようだが・・・


紙がなく、三時間半トイレにとじこめられる、32歳の女性。
この時間は東京から岡山までいけるのです。
「謝ってるじゃないですか。 」
「本気に感じない。」
「本気なら東京から 岡山までの駅をいえるはず。新幹線でとまる十二の駅が言えるでしょ。」
と無茶ぶりをする、トイレに閉じこめられた女性。
しかし、セリフが飛んでしまう松井さん。
周りにたすけを求める松井さん。




生きることで誰かを不幸にすることもある。
生きていて楽しいですか?



時間たってないから、けっこう鮮明に覚えてるなと自画自賛
しかし、途中で挫折をしたのである。